
ベルガモットはミカン科の植物で、樹高は5m程になります。ビターオレンジの近縁種で、小さな星形の白い花を咲かせます。精油に使われる果実は、緑色の未熟果のうちに採取されて、使用されています。
ベルガモットは、有名なクリストファー・コロンブスによってカナリア諸島からスペインにもたらされたといわれています。ベルガモットの名前の由来は明らかではありません。また、ナポレオンの時代には香水としての人気が高かったと伝わっています。
今回は、ベルガモットの効果と意味についてまとめていきます。
ベルガモットの基本データ
名前 | ベルガモット、Bergamot |
和名 | ベルガモット |
学名 | Citrus bergamia |
科名 | ミカン科 |
使用部位 | 果皮 |
四大元素(五行) | 地(木) |
チャクラ | 第4チャクラ、第3チャクラ |
ベルガモットの特徴
ベルガモットは、甘く、フルーティで爽快感のある香りです。緑のイメージとほのかにフローラル調を感じます。紅茶アールグレイの香りづけとしても有名です。
ベルガモットの香りは、ゆったりとした安心感と落ち着きをもたらしてくれるので心にトラブルを抱えている人のケアによく使われます。心に寄り添い、柔らかな光を当てるようなはたらきをしてくれます。その落ち着いた香りから、オーデコロンや香水、食品の香りづけとして幅広く使用されています。
ベルガモットのスピリチュアル的意味
ベルガモットは、感情を抑圧して息苦しくなっているときによく選ばれる精油です。ネガティブな感情を心の中に溜め込んでしまっていると、首や肩のコリを悪化させ、精神的な中毒症や情緒不安定につながります。ベルガモットは、エネルギーを循環させ抑圧された感情を解放するのを助けてくれます。抑圧している心に自発性と楽観性をあたえ、エネルギーの流れをスムーズにしてくれるのです。感情は心から外に表現するために引き起こされます。表現されない感情はエネルギーの滞りとして、体に不快感をもたらすことを知ってください。
アールグレイ紅茶を飲むと、ふっと気持ちが楽になることがありますが、単純に温かい飲み物を飲むだけではない効果があるのでしょう。
ベルガモットの効果
ベルガモットは『不安をやわらげ、落ち着きたいとき』におすすめです。
- 弱った気持ちを明るくする
鎮静作用があり、心のケアに非常に有用です。心に原因がある食欲不振、抑うつ傾向、落ち込みなどに有効です。心のバランスを整えるためのサポートになってくれます。 - 泌尿器のトラブルやむくみの改善に効果的
循環促進作用、うっ滞除去作用があり、むくみの解消に有用です。抗菌作用があるため、泌尿器の感染性にも使用されます。また、鎮痛作用があり痛風などの疼痛のケアにも役立ちます。 - 脂性肌やニキビのケアに効果的
抗菌作用があるため、ニキビや吹出物が気になる肌のケアに有用です。ただし、光毒性があるため使用には注意が必要です。
エネルギーの特性
- エネルギー循環の促進
- 抑圧された感情の解放
- 安心感を高める
- 落ち着いた気持ち
- ネガティブな感情の解消
ベルガモットの使い方
芳香浴、沐浴、ボディトリートメントに使用できます。
活用例
プレゼンや試験の本番に落ち着いて臨むことを目的に使用することができます。ベルガモットを1~2滴ハンカチやティッシュペーパーに含ませて持っておきます。緊張しやすい人やあがり症に有効で、落ち着いて実力を発揮することができるでしょう。
ブレンド例
- ベルガモット3滴+ユーカリ1滴
⇒爽やかで気持ちも明るくしてくれる香りです。気持ちが滞ってしんどいときに。 - ベルガモット2滴+ネロリ1滴
⇒甘い香りで、穏やかな気持ちにしてくれます。人や自分に優しくなりたいときに。
ベルガモットの注意点
光毒性と光感作性があるため、紫外線を受ける前(日中)の使用は控えてください。
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