レモンは、インドや東南アジア原産の樹高3~6mになる常緑の小高木です。強い香りのする白とピンクの花を咲かせます。1本の木には年間1500個ほどの果実がなり、熟すると緑から黄色になります。
レモンは、紀元前はバビロニアで儀式に使用され、古代エジプトでは毒消しに使用されていたといわれています。十字軍遠征の際、アラビアからヨーロッパへ伝わりました。
今回は、レモンの効果と意味についてまとめていきます。
レモンの基本データ
名前 | レモン、Lemon |
和名 | ネイモウ |
学名 | Citrus limon |
科名 | ミカン科 |
使用部位 | 果皮 |
四大元素(五行) | 地(土(火)) |
チャクラ | 第2チャクラ |
レモンの特徴
レモンは、新鮮でシャープな軽い香りです。レモンと聞けば思い浮かぶ、あの香りです。食べるとすっぱいですが、香りは甘さも感じることができます。
レモンの殺菌作用は有名で、日常にも多く取り入れられています。生ガキや魚料理、肉料理などにレモンを搾る食べ方は、風味のほかにも殺菌作用で食中毒を防ぐことを目的にしています。フィンガーボールや高級中華屋さんの水にもレモンが入っており、もともとは殺菌作用とともに油を洗い流す効果を目的としています。
レモンは大航海時代には航海中のビタミンCの補給のために利用され、中毒と感染症に効く万能薬として知られていました。現代でも部屋にレモンを香らせると、集中力が向上して作業のミスが半分以下になることが証明されています。
レモンは、自分の原点に立ち戻ることが必要なときによく選ばれる精油です。日々の忙しさで、自然と親しむことを忘れていませんか。いったん日常から離れて自然と親しむことで、自分の原点となっている思いが鮮やかに蘇らせることができます。その原点があったからこそ、今のあなたがいるのです。そうして、原点を確認できたら、前に進むために「今」に集中してリスタートしていきましょう。
レモンの効果
レモンは『集中して、落ち着いて頑張るとき』におすすめです。
- 頭をクリアにする
レモンの香りは中枢神経を刺激して、集中力を高め、その維持に役立ちます。頭に気が上りすぎているときは、それを下げて、平常心をもたらしてくれます。 - 痛みやむくみの改善、免疫力のアップに効果的
関節痛や痛風の緩和、むくみの改善に有用です。白血球のはたらきを強化し、免疫力のアップに役立ちます。記憶力を高めるはたらきもあり、認知機能の低下にも有効です。 - ニキビのケアやピーリングに有効
抗菌作用があり、ニキビや吹出物の予防、改善に役立ちます。ただし、光毒性があるので、日中は使用を控えてください。
エネルギーの特性
- 原点回帰
- クリアリング(空間の浄化、整理)
- 集中力の向上
- マインドフルな視点で日常を過ごす
- 前向きな再発進
レモンの使い方
芳香浴、沐浴、ボディトリートメント、スキンケア、ヘアケアに使用できます。
活用例
集中力が必要な、勉強や運転の前に漂わせておくと効果的です。仮眠のあとにシャッキっと目覚めるための香りとしてもおすすめです。
ブレンド例
- レモン1滴+ユーカリ1滴
⇒澄みきった空気のような清涼感のある香りです。呼吸がしやすくなったように感じます。 - レモン1滴+マジョラム・スイート1滴
⇒落ち着いた爽やかな香りです。気分転換におすすめです。
レモンの注意点
光毒性、光感作性があるので直射日光下での使用は控えてください。皮膚刺激を起こすことがあるので、低濃度で使用するように注意してください。
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