「今日はやる気が…」ってことよくありますよね。寝起きの気分が良くなかったり、なんとなく気分が乗らなくて、だらだらしてしまう。
「あー、今日も無駄に過ごしてしまった。」なんて一日はもう嫌です。
そこで活躍してくれるのがアロマです。アロマの香りは脳を刺激して、集中力を高めたり学習効率を向上させてくれることがわかっています。
今回は、速攻でやる気を高めてくれるアロマについてまとめていきます。
そもそも”やる気”って?
実は、科学的には”やる気”なるものは存在しないということが分かっています。そもそも人間が動くのは、恐怖か報酬かのどちらかに対するモチベーションだけなのです。

例えば、よっぽど好きな仕事でない限り「お金を稼ぐために」という報酬のために仕事をしています。また「お金を稼いで生きるために」という死や貧乏に対する恐怖から逃れるために仕事をしています。
基本的にはすべての行動は、このモチベーションから発生しているのです。子どもの頃を思い出すとテレビを見ることにしても、「友達との会話についていくため」「友達から仲間はずれにされないため」にやっていたことが理解できると思います。
さらに、そこからは惰性です。人間には「今やっていることを続けようとする本能」が備わっていて、無意識は変化を恐れるし、変化が起ころうとするとき拒否してしまいます。これが「だらだら始めると変われない」の正体です。
ですから、逆にいえば「気分を切り替えるスイッチ」を持っておいて「こうしたら、こうする」と自分のなかで決めてしまうことで、モチベーションの方向をコントロールできるということなのです。
アロマが「やる気のスイッチ」になり得る理由
そもそもやる気自体が存在しないのに、なぜアロマがやる気のスイッチになり得るのか。
その理由は、アロマ(香り)は記憶とセットにすることができるからです。
だらだらしてしまうとき、やる気がでないと感じてしまうときというのは、「報酬に対するモチベーション」や「恐怖に対するモチベーション」を忘れてしまっている状況です。子どもの頃なら、純粋にそういうモチベーションだけで行動できたのに、大人になると建前で行動することも多くなり「独立して自分で稼ぐ」という報酬を設定したとしても、会社に行けばそれを忘れて働いています。それが続けば、どんなに高い目標があっても休みの日に独立に向けた勉強をするより、とりあえず休みたいとなってしまいます。
そこで、モチベーションが高い(やる気を感じている)ときに、その記憶とアロマの香りをセットにしてしまうのです。香りの刺激は、脳の海馬(記憶領域)に近いところを刺激して、記憶を呼び覚まし、モチベーションのスイッチを切り替えてくれます。
嗅覚刺激が記憶を喚起しやすいことが、アロマがやる気スイッチとなり得る最大の理由です。
やる気を高めるアロマ
アロマであれば、どんなものでも嗅覚を刺激し、記憶を喚起してくれるので、何でもいいというのも答えになるのですが、ここでは特にポジティブな気分にしてくれるアロマをあげています。記憶に結びつけておくなら、ポジティブな気分と一緒にしておいたほうが効果的です。
グレープフルーツ
グレープフルーツは、過去に作られた固定観念や思考パターンをバッサリと切り捨て、新しいステップに進むことを教えてくれる精油です。グレープフルーツを店内に香らせておくと、売上が上昇するという研究があるように、人間のモチベーションアップに非常に有効な香りです。
オレンジ
オレンジ・スイートは、本人の自己肯定感を引き出してくれる香りです。オレンジ色からも連想されるように、願いや理想を現実世界に実現していくことをサポートしてくれる力があり、創造力を高めることにも役立ってくれます。
レモン
レモンは、原点に戻ってポジティブに進んでいくことを応援してくれる香りです。原点を蘇らせる香りなので、モチベーションの記憶の喚起に特に効果が期待できます。レモンの香りだけで口が酸っぱくなるのも、嗅覚によって記憶が刺激されているからです。
ペパーミント
ペパーミントは、ふとした瞬間に作り出してしまう恐れや不安、心配を吹き消してくれます。ネガティブな感情を解消してくれる効果があるので、うじうじ考えて動き出せない人におすすめです。
ローズマリー
ローズマリーは、科学的にも脳の記憶領域に作用して、記憶や集中力の増強をもたらすことが知られています。脳の機能を高めることから、ブレイントニック(脳の活力剤)とも呼ばれるほど、強力な効果があります。
サイプレス
サイプレスは、自分のやりたいことや言いたいことが言葉にならないときや、次にどうするべきなのかわからなくなったときに効果があります。やりたいことに対するモチベーションをまっすぐ貫かせてくれる効果が期待できます。
まとめ
今回は、やる気を高めるアロマについてまとめてみました。
繰り返しになりますが、やる気というものは存在しません!
そのため「今日はやる気がない」ということは、動きたくない、動くためのモチベーションがないということに対する言い訳に過ぎないのです。もちろん、誰にだってそういう日はあります。
だからこそ、自分だけの”やる気スイッチ”を設定して、自分をうまくコントロールしていくことが大切なのです。自分をコントロールするものは、人生を制することができるのです。
(今、うちで使っているアロマはこちらです。もともとドイツからの輸入品を使っていましたが、コロナのせいで入手が難しくなってしまいました(つд⊂))
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