ペパーミントの爽やかなメントールの香りは、脳を刺激し眠気を吹き飛ばし、脳の働きを活性化させます。
またペパーミントは古くから、食べ過ぎ、飲みすぎ、食欲不振などに用いられてきました。研究によると、ペパーミントは平滑筋に直接作用し、カルシウムイオンの調整を行うことで局所の鎮痙作用を発揮することがわかっています。
さらに、ペパーミントティーには胃腸だけでなく、肝臓や胆嚢の働きを促進させることもわかっています。
今回は、ペパーミントの効果と意味をまとめていきます。
ペパーミントの基本データ
名前 | ペパーミント、 Peppermint |
和名 | コショウハッカ、セイヨウハッカ |
学名 | Mentha piperita |
科名 | シソ科 |
使用部位 | 葉部 |
四大元素(五行) | 地(土と木) |
チャクラ | 第6チャクラ、第3,5チャクラ |
ペパーミントの特徴
ペパーミントは新鮮で、スッーとする清涼な辛みのある香りですが、奥に穏やかな甘さも感じます。いわゆる、ミント系のお菓子の香りで親しみのある香りでもあります。
ペパーミントは、古代ギリシア時代にはすでに人々の生活に欠かせない存在になっていたようです。当時からお風呂に入れたり、ベッドに振りまいたりと日常的に使われていました。現代でも、料理やデザート、歯磨き粉、ガムなど様々な用途で用いられ、最も馴染みのある香りのひとつと言えます。
ペパーミントの香りは、私たちがふとした瞬間に作り出してしまう恐れや不安、心配を吹き消してくれます。心配や不安など、ネガティブな感情に支配されてしまいがちな人は、ペパーミントを欲する傾向があるようです。ペパーミントは、ネガティブな感情とも上手く付き合い、やがて手放していく勇気の必要性を教えてくれるのです。
ペパーミントの効果
ペパーミントは『心身に刺激を与えてスッキリ目覚めたいとき』におすすめです。
- 気持ちをスパッと切り替える
脳を刺激するため、集中力が低下したときや気持ちを切り替えたいときに役立ちます。仕事モードへの切り替え時に使うことで、素早く集中した状態に入ることができます。 - 胃腸や咳のケア
過敏性腸症候群やお腹にガスが溜まったとき、あるいは便秘のケアに使われます。また、ストレスによる胃の痛みにも有効です。咳中枢を抑制して咳を鎮めることもできます。 - 肌のかゆみの応急処置
抗痒(こうよう)作用があり、虫刺されなどの皮膚のかゆみ止めに有効です。汗をかく夏場には、抗菌作用を活用することで、汗による臭いの防止にも有効です。
エネルギーの特性
- 頭を支配するネガティブな感情の解消
- 集中力の向上
- 意識を柔軟にする
- グラウンディング効果
ペパーミントの使い方
芳香浴、沐浴、ボディトリートメント、スキンケア、冷湿布に使用できます 。
活用例
頭痛がよく起きるときに、ペパーミントとラベンダーなどをミックスしたミツロウクリームが便利です。頭痛が起こりそうな気配があったらすぐにこめかみあたりと後頭部に塗り込めば、頭痛を回避できます。
また、朝シャワーで目を覚ましたいときに、シャワーの足元に1~2滴垂らすと効果的です。 ペパーミントは刺激が強いので、多すぎると目などの刺激になるため注意が必要です。
ブレンド例
- ペパーミント1滴+サイプレス1滴
⇒明るい森林を思わせる香りです。 - ペパーミント1滴+オレンジ・スイート1滴
⇒爽やかで気分も楽しくなる香りです。
ペパーミントの注意点
刺激性が高いため、使用法・使用量に注意すること。妊婦・授乳婦は使用を控えること。
コメント