夜、ちゃんと眠れていますか?
人生の30%は睡眠時間です。睡眠時間は脳と肉体の休息時間であり、この時間のおかげで私たちは日中を元気に過ごすことができます。スピリチュアルの世界では、今後について高次の存在との打ち合わせが行われている時間であるとも言われています。
そのため、睡眠の質を高めることは人生の質を高めることに密接な関係があるのです。
今回は、今日からできる睡眠の質の高め方をまとめていきます。

睡眠の質を高めるための寝る前習慣
なかなか眠れない夜、頭の中でぐるぐると不安が駆け巡ります。「そういえば、あれはどうなったっけ」「あぁ、そうだった、これはこうだっけ」と今、考えても仕方のないようなことが勝手に渦巻いて、挙げ句の果てに「うわぁ、眠れない」と眠れないこと自体が不安になってしまいます。
この連鎖を断ち切るためには、眠りを妨げている思考を取り去るというメンタル面からのアプローチが第一歩になります。
ここでは、睡眠の質を妨げる思考を取り去るための、寝る前の習慣を3つご紹介します。
エクスプレッシブ・ライティング(筆記開示)
エクスプレッシブ・ライティングは、自分の中から湧いてくる感情をひたすら書き出すという方法です。やり方は、ただただ紙にペンで、不安な気持ちなどのネガティブな感情と、今感じていることを書いていくだけです。ポイントは、手を止めないようにひたすら書きなぐることです。これを8~20分くらい行ってください。
書いた紙は見直すことなく、そのまま、捨ててかまいません。大事なことは書くことだけです。
これを実施することで、ネガティブな思考がクリアになり、不安や緊張が改善する効果があります。ネガティブな思考が解消されれば、変な思考にとらわれず、睡眠の質が上げることができるのです。
さらに半年以上継続して続けると、頭のなかの思考が整理されて、自信がつき、就職試験で面接に通りやすくなったりもする効果も証明されています。
デジタル・デトックス(デジタル断ち)
デジタル・デトックスは、文字通り、デジタルを見ないようにすることです。
デジタルを見ないことで、寝る前にブルーライトを浴びることを防ぐと同時に、SNSによる思考への悪影響を軽減させる効果があります。
寝る前1~2時間(できたら2時間)はデジタルを見ないと決めて、代わりに読書するなどデジタル製品に触らないことで、睡眠の質を上げることができます。
プレディクション(予測)
プレディクションは、「明日のこと予測をする」というテクニックです。明日の予定を確認して、確認するだけはなく、予定が実行されたとき、どういうストーリーになるかを予測して、できれば紙に書きだします。
人間は、分からないものに対して不安を感じる性質があります。そのため、明日の予測を実施することで、「明日という不明なものに対する不安」を解消することができるのです。
そうすると、漠然とした不安が軽減するので、睡眠の質が上げることができるのです。
また、ストーリーを予測することで、予定通りの行動を行うようになるため、翌日の効率が上がるという効果もあります。
(普段からガシガシ書いていくノートはこちらがおすすめです。ノートは勉強も含めて、一冊にまとめると記憶への定着率が高まることが知られています。大判なうえに、心地のいい手触りで飽きがなくずっと使いたくなるノートです。)
睡眠の質を高めるアロマ
アロマの香りは脳を刺激し、疲労回復やストレス解消、リラックス効果を与えてくれます。睡眠時間に使えば、香り効果で気分よくリラックスすることができます。
ここでは鎮静作用があり、睡眠の質をさらに高めてくれるアロマを紹介します。
オレンジ・スイート
オレンジ・スイートの香りは、副交感神経の活動を高め、就寝中にリラックスさせる効果があることが証明されています。また、抗うつ作用があり、明るい気分に導いてくれる効果があります。
ラベンダー
睡眠の質を高める効果がある香りとして、最も有名なのがラベンダーです。ラベンダーの鎮静作用は古くから有名で、研究によっては睡眠薬の代用としても効果があったとされています。
ベルガモット
ベルガモットは、ラベンダーと同じ鎮静作用のある成分を多く含むことから、とくに精神的ストレスや精神疲労に優れた効果があるとされています。 また、天然の抗うつ剤と言われるほど、気分の改善にも効果があります。
睡眠の質を高めるパワーストーン
睡眠の質を高めるためにパワーストーンを活用することもできます。ネガティブな思考の解消はもちろん、スピリチュアル的に悪夢を退ける効果を発揮するものもあります。
ここでは、睡眠の質を高める効果が期待されるパワーストーンをまとめています。
フローライト
ラテン語の流れるを意味する「fluere」を語源とするフローライトは、固定化された感情や思考パターンを流して開放することを得意とします。ネガティブな思考を解消して、睡眠の質を改善するために、まずおすすめの石です。
アメジスト
古くから多くの伝承が残り、とても人気が高く、パワーストーンといえばこれというくらい有名な石です。心身のバランスを整えるはたらきとともに、不眠症や悪夢に対して、枕の下に置くと効果を発揮します。
スモーキークォーツ
スモーキークォーツは、グラウンディングを最も効果的に行う石のひとつで、瞑想にも役立ちます。 ネガティブな思考を解消するとともに、ポジティブな思考を促進してくれます。また、リラックス作用も強い石です。邪気払いに使われることから、枕の下にいれて悪夢を退けることもできます。
睡眠の質を高める風水
睡眠の質を高めるためには、風水の要素も重要です。一般にも「○枕だから~」という話は有名で、ご存知の方も多いかと思います。
ここでは、睡眠の質を高めるために有効な風水をご紹介します。
枕の向き
風水では、北の方角に向けて枕を置いて寝る「北枕」が最も良く、次いで「東枕」が良いとされています。
なぜなら、「北」は頭を冷やし、「南」は足を温めるため、眠るときに自然なエネルギーの流れになるからだといわれています。昔からよく言われる「頭寒足熱」のことです。
最も良くないとされているのは「南枕」で、エネルギーが「北枕」の逆になり、熟睡しにくいうえに、怒りっぽくなるといわれています。ただし、創造力を高まるともいわれ、クリエイティブな仕事の方は試してみるのもいいかもしれません。
ベッドとドアの位置関係
風水では、ベッドとドアとの位置関係にも注意する必要があります。ポイントは、入り口のドアとベッドの位置が一直線上にならないようにすることです。
ドアとベッドが一直線上にあると、日頃の疲れが取れずに慢性疲労になりやすいといわれています。
実際、ドア付近にベッドがあると気持ちが何となく落ち着かず、睡眠の質は下がってしまいます。
また、自分が寝ている姿が鏡に映ってしまうのも、風水では良くないことです。姿見などが部屋にある場合は、布で覆うなど注意してください。
まとめ
睡眠の質を高める方法をアロマ、パワーストーン、風水の視点からご紹介しました。
睡眠が不十分で日中しんどいという方は、まずは「寝る前の習慣」を試してみてください。メンタル面からのアプローチなので、気分の安定につながり、気持ちよく日常を過ごせるようになるはずです。
(補足)お風呂の入り方も、睡眠の質に影響します。
睡眠の質を高めるために、お風呂の入り方を見直すのも効果的です。実は寝る直前にお風呂に入り、ぽかぽかしたままでは、眠れなくなってしまいます。お風呂の時間を考えることで、睡眠の質を高めることができます。
お風呂の時間を考えるには、以下の記事を参考にしてみてください。
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