カモミールローマンはデイジーのような花をつける多年草の植物で、世界中に広く自生しています。カモミールには複数の種類があり、精油としてはカモミールローマン、ハーブティーにはカモミールジャーマンが使用されることが多いそうです。
古代エジプトでは、太陽神ラーへの捧げ物として用いられました。ギリシアではヒポクラテスによって解熱剤としても用いられたといわれています。イギリスではカモミールを床に敷いて、香りを楽しむという習慣もあったそうです。
今回は、カモミールローマンの効果と意味についてまとめていきます。
カモミールローマンの基本データ
名前 | カモミールローマン、Roman Chamomile |
和名 | ローマカミツレ |
学名 | Anthemis nobilis |
科名 | キク科 |
使用部位 | 花部 |
四大元素(五行) | 水(木) |
チャクラ | 第3,4チャクラ |
カモミールローマンの特徴
カモミールローマンは、甘く温かく、薬草のようで、ほのかにリンゴを思わせるフルーティな香りです。しっかりとした芯の強さと、優しさを感じる香りで、女性と子どものケアによく使用されます。気がつかないうちに硬くなった顔や首、肩の筋肉をふわっと緩めてくれる香りです。
カモミールローマンは「赤ちゃんのための精油」としても有名で、この香りがする部屋に小さな子どもを連れて行くと、すやすやと寝入ってしまうことも多いそうです。なかなか寝付けない、眠れないなどの眠りに関するトラブルを解消するのに役立ちます。鎮静作用が高いため、特に緊張しすぎの状態に有効です。
カモミールローマンのスピリチュアルな意味
カモミールローマンは、自分が愛に満たされていることに気がつく必要があるときによく選ばれる精油です。カモミールローマンが気になった今、あなたが生まれた場面に思いを馳せてみてください。あなたの誕生はたくさんの愛によって成り立ったものであり、愛がなければあなたは存在すらしていないのです。ですから、あなたはすでに愛に満たされた存在です。恥ずかしがらず、愛に満たされている自分に気がついてください。
カモミールローマンの効果
カモミールローマンは『力を抜いて、誰かに受け入れられたいとき』におすすめです。
- 弱った心をなぐさめる
言いたいことが言えずに我慢しているときや、ネガティブな感情で首が凝って体調がよくないときにおすすめです。自律神経を整え、心身のバランスを調整してくれます。 - 腹痛の緩和や女性のトラブルに有効
神経を鎮静化させる作用が強いので、緊張による胃痛や過敏性腸症候群に有効です。また、鎮痙作用により月経痛の緩和にも効果が期待できます。 - あらゆる肌質に効果的、髪のケアにも
あらゆる肌質のケアに使用することができます。ニキビの炎症などを抑えるのにも有用です。頭皮の皮脂バランスを調整するので、髪のコシを出すはたらきも期待できます。
エネルギーの特性
- 大いなる愛情の想起
- 愛されていることの自覚
- 家庭円満
- 閉ざされた心を開放する
- 自己肯定感の向上(自尊心、自己愛)
カモミールローマンの使い方
芳香浴、沐浴、ボディトリートメント、スキンケア、ヘアケアに使用できます。
活用例
カモミールローマンの香りの強さと優しさは、まさに母親のように優しく包み込んでくれます。
気持ちが落ち込んで、弱っているときには、浴槽にカモミールローマンを2~3滴入れて、ゆっくり温もります。カモミールローマンのお湯に浸かりながら「私が人にしてあげたこと、喜んでもらえたこと」について思考を巡らせると、優しいエネルギーを回復することができます。
ブレンド例
- カモミールローマン1滴+オレンジ・スイート3滴
⇒明るい甘さのある香りです。太陽を思わせ、心が明るくなります。 - カモミールローマン1滴+ベチバー1滴
⇒甘く香り、深くリラックスさせてくれます。癒されたいときにおすすめです。
カモミールローマンの注意点
キク科アレルギーの人は使用を控えてください。
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