クンツァイトは、より高いレベルの愛、見返りを求めない無償の愛を教えてくれる石です。自分に対する愛を教えてくれるのがローズクォーツであれば、他人に対して愛情を注ぐことの大切さに気づかせてくれるのがクンツァイトです。
クンツァイトは広く思いやりの心を養ってくれるので、人に対する批判的な気持ちを抑制し、愛のあるコミュニケーションを促してくれます。とてもやわらかなエネルギーで、人間性を向上させ、成熟した大人の女性らしさを引き出してくれるともいわれています。
今回は、クンツァイトについて効果と意味、体験談をまとめていきます。
クンツァイトの特徴
クンツァイトは、代表的な愛の石のひとつといわれています。非常に優しい色合いの石で、高品質なものは透明度が高く繊細な美しさがあります。
基本的にはピンク色のものをクンツァイト、緑色のものをヒデナイト、黄色のものをトリフェーンと呼びますが、ビーズではこれらのカラーがミックスされているものをクンツァイトと呼ぶことが多いとされています。光や加熱によって退色しやすく、特定の方向に対して割れやすいという性質を持っているので、取り扱いには注意が必要です。
クンツァイトのエネルギー
クンツァイトは、心臓のチャクラを開き、非常に高い(高次の)レベルの愛を象徴する石です。クンツァイトの持つ愛のエネルギーは、芯の強さを持ち、大切なものを守るための大きな愛だといわれています。愛にあふれた思考とコミュニケーションをもたらしてくれます。誰かに頼るというような依存的な愛ではなく、自分以外の存在に対して責任を持つ強さと優しさを兼ね備えた「与える愛」に気がつくことを促してくれます。感情の残骸を払うことで、持ち主のメンタルを安定させ、信頼し合える愛に満ちた関係を築くことをサポートしてくれます。そのため、精神的に安定した、優しくなりたいと願う方におすすめです。
また、クンツァイトは自分の意識の変革が必要なときにも有用です。持ち主のキャパシティを広げ、別の角度から物事を見ることをサポートしてくます。
さらに、瞑想に入ることにも有用で、深く集中した瞑想状態をもたらしてくれます。クリエイティビティを高め、謙虚さと奉仕意欲を促進します。
エネルギーの特性
- 無条件の愛の発散(慈愛の精神の喚起)
- 感情のバランス調整(芯の強化)
- 物事の捉え方、価値観の変化(意識の変革)
- 信頼ある関係の強化
- 創造力の向上
クンツァイトの陰陽五行的理解
(※()内の数字は上記エネルギーの特性より参照)
クンツァイトは高次の愛のエネルギー、陰陽五行では「火」の要素を強く持っています。
陰陽五行の「火」は、愛や共感の象徴とされています。クンツァイトの無条件の愛の発散(1)とは、まさしく「火」のエネルギーそのものです。愛は火(ひ)のように、発散して広がっていくものなのです。この性質は、共感することでも同じです。人が人に共感する力は、ほかの動物では見られない強力な関係性を構築してくれます(4)。もちろん、すでにある関係を強化することも愛や共感の力です。
また、「火」は「木剋土(もっこくど)」の相剋ルートの触媒として影響する効果もあります。「木剋土」の相剋ルートとは、気持ち(「木」)を現実(「土」)に投影していく過程を表しており、この循環を促進するのが「火」(情熱や興味)であるということです。そのため、クンツァイトの「火」は、自分の気持ちを貫くという芯の強化(2)につながっています。自分の気持ちや思いを貫くことができるとき、感情のバランスは整っている(2)はずです。
「木剋土」の相剋ルートは、思いを現実にしていくことを象徴的に表現したものなので、さらに別の言い方をすれば創造力のことです。クンツァイトの「火」は、この過程を促進するため、創造力の向上にも作用するのです(5)。
さらに「火」は明るく照らすことから、”明らかにする”ことも象徴します。明らかにすることとは、認識することでもあります。クンツァイトの「火」のエネルギーは、高い次元のエネルギーを持っているため、持ち主の「火」を高いレベルに引き上げることがあります。これが認識の変化、つまり意識の変革(3)が起こるということです。
クンツァイトの陰陽五行的理解
- 高次の「火」として、「木剋土」の相剋ルートを促進する。(「火」の触媒)
- 「火」として、愛や共感のエネルギーが非常に強い。
- 高次の「火」として、「木剋土」の相剋ルートを促進する。(「火」の触媒)
- 「火」として、愛や共感のエネルギーが非常に強い。
- あたたかく、柔らかいエネルギーをもつ。
クンツァイトの使い方
手に持つか、適切な場所に置いてください。太陽光線で色褪せるため、直射日光が当たる場所は避けてください。ジオパシックストレスへの対処としてペンダントとして身につけるか、携帯電話やパソコンにテープで貼り付けるのもいいでしょう。手に持つか、太陽神経叢に置くとパニックを緩和させます。
クンツァイトの体験談
『自分にもまわりにも優しくなれるクンツァイト』
私がクンツァイトを持ったときは、まわりに優しくなりたいと思ったときでした。クンツァイトを手に入れたのは、たまたまだったのですが、ちょうど必要だったのです。
クンツァイトはかなり長いあいだ相棒になってくれました。そして、人に対して優しくすること、包み込むように思いやることを教えてくれたのです。人に優しくできるようになったことで、まわりの人間関係も変わりました。冷たい人がいなくなり、困ったときには誰かがちゃんと助けてくれるのです。
後になって、クンツァイトは意識に変革を起こすというのを知りました。意識の変革が起こったから、自分優しくできて、それが人に優しくできることにつながったのだと思います。
カードにおけるクンツァイトの意味
各種カードにおけるクンツァイトの意味を比較していきます。
『CRYSTALS』by Emily Anderson
記載なし
出典:Emily Anderson『CRYSTALS』
『daily crystal inspiration』by Heather Askinosie
記載なし
出典:Heather Askinosie『daily crystal inspiration』
『CRYSTALS THE STONE DECK』by Andrew Smart
Open up your love channel.(あなたの愛のチャンネルを開いてください。)
出典:Andrew Smart『CRYSTALS THE STONE DECK』
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