ラピスラズリの効果と体験談【『神につながる石』は幸福への最短ルートを示す】

ラピスラズリは他の石にはない濃紺と、そこに散りばめられた金や白が、まるで夜空ようにとても神秘的なパワーストーンです。

ラピスラズリはラズライトを主成分とした混合鉱物であり、カルサイト(白い筋のような部分)やパイライト(金色の部分)、ソーダライトなどの混合成分を含んでいます。混ざり合いの配分が個体によって異なることも魅力のひとつです。

ラピスラズリは世界各地で「神につながる石」として、様々な儀式や呪術に用いられてきました。そのため「世界で最初に認められたパワーストーン」のひとつだといわれています。

今回は、 ラピスラズリについて効果、意味と体験談をまとめていきます。

ラピスラズリの意味

ラピスラズリの名前は、ラテン語の「Lapis(=石)」と「Lazward(=空のような青)」に由来します。また、海を越えて伝えられてきたということで「ウルトラマリンブルー(=海を越えてきた青い宝石)」と呼ばれる石でもあります。

ラピスラズリの特徴

まるで夜空のような深い濃紺を持つラピスラズリは、古くから多くの人に愛されてきた石です。

古代バビロニアやエジプト、日本でも古くから絵の具として使用され、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」のラピスラズリ由来の青色は非常に有名です。また、日本語の「瑠璃色」はラピスラズリの色のことを指します。

『真珠の耳飾りの少女』(ヨハネス・フェルメール/1665年?)

ラピスラズリはラズライトを主成分とした混合鉱物であり、カルサイト(白い筋のような部分)やパイライト(金色の部分)、ソーダライトなどの混合成分を含んでいます。青い色が濃く、それ以外はできるだけ少なく均等に入っているほうが高級品や宝石質として扱われることが多いですが、むしろパイライトやカルサイトの入り方によって石の個性や味が出るので、高価な石でなくてもすばらしい出会いをすることは十分にできる石です。

ラピスラズリのエネルギー(効果・意味)

「幸運の石」として有名なラピスラズリですが、その幸運とは目先のものではなく、むしろ厳しい導き手として、試練や苦難の先に魂を成長させようとすることをいいます。持ち主の潜在的に抱える問題を顕在化させ、それを乗り越えることで本当の意味での心の成長と、それに伴う幸運を呼び寄せる力があるのです。

また、ラピスラズリは現実社会において、明確なビジョンを描けるようにサポートしてくれる石でもあり、物事の本質を見抜き、人生において自分自身が進むべき道へと導いてくれます。そのため、ラピスラズリは叡智の石とも呼ばれています。「第三の目」を開き、喉のチャクラのバランスをとることで、自分の思い描く未来を言語化し、明確にしていくことで望む未来に近づけてくれます。

さらに、保護作用があり、サイキックアタックを認識し、遮断し、そのエネルギーを発生源へと返してくれます。言霊による力を教えて、呪いや口に出さなかったことによって生じた問題を解消します。

エネルギーの特性

  1. 幸運の象徴(ただし、厳しさがある)
  2. 人格形成の促進(魂の進化を促す)
  3. 邪気払い(特に人の念による邪気に有効)
  4. 洞察力、決断力の向上(思考の増幅)
  5. 肉体、情緒、精神、霊性の調和
  6. 問題の本質を表面化させる

ラピスラズリの陰陽五行的理解

(※()内の数字は上記エネルギーの特性より参照)

ラピスラズリは混合鉱物であるため、混ざり合っているソーダライト(「木」)やパイライト(「金」)の要素も持っていますが、全体としては「金の触媒」として「土剋水(どこくすい)」の相剋ルートを促進するはたらきを持ちます。

陰陽五行でいう「金の触媒」とは、一言でいえば”現状を打破して、次のステップに向かわせる力”のことです。現状に満足していては成長がなくなってしまうのですが、人間は慣れることや、現在の心地よさを求めるあまりに成長をやめて現状にこだわってしまいがちです。「金の触媒」は、この現状に対するこだわりをぶち壊して、自我の本質に向かわせようとします。それこそが魂の成長であり、その結果、物質的なものを超えた本当の幸せにたどり着ける(1)のです。しかし、この過程は時として人間の目に恐ろしいものとして映ることがあるため、古くは「金神(こんじん)」と呼ばれ恐れられてきました。ラピスラズリに厳しさがあるといわれる所以です。

「金の触媒」による「土剋水」の相剋ルートの促進は「水」のエネルギーを高めます。「水」とは、自分の本質(魂や霊)に気がつくことであり、人間としての、魂の進歩の最終点とも言われる領域です。そのため、「水」を高め、そこに至っていく過程のことを魂の進化(2)とよんでいるのです。

また、「金」は「金剋木(きんこくもく)」なので、「木」である”人の想念エネルギー”を抑制(剋する)はたらきがあります。そのため、人の念からの邪気払い(3)に効果的です。

「金」の人の想念にきく働きは、自分の想念にも同じく効果を発揮します。「木」である雑念を払うため、本来の思考を増幅させ、洞察力、決断力の向上させる(4)ことになります。

「金の触媒」は、”物事の本質は肉体ではない”ということを気が付かせるのがひとつの目的です。そのため、肉体だけに囚われず、情緒や精神、さらに霊性を認識させ、それらを調和(5)させてくれます。そして、真の自我へと向かわせるので、その過程に問題があれば、その問題の本質を表面化させ(6)、それに正面から向き合わせてくれるのです。ここで出会う”本質”(たいていは自分のなかのイヤな価値観や固定観念)が、人によっては恐いものとして見えることがあるのです。

ラピスラズリの陰陽五行的理解
  • 「土剋水(どこくすい)」の相剋ルートを促進する(金の触媒)。
  • ラピスラズリの「幸福」=「水」に至ること(魂の進化、真自我の確立)
  • 厳しく、鋭いが、的確なエネルギーを持つ。
”ラピス先生”と呼ばせていただいております!

ラピスラズリの使い方

喉または第3の目の部分に身につけるか、置いてください。横隔膜の上側におくべきですが、胸骨と頭頂部の間ならどこでも問題ありません。

ラピスラズリの体験談

『夢にブレスレットが現れた~ラピスラズリの不思議な体験』

悶々とした毎日を過ごしていたとき、不思議な出来事を体験をしました。あるとき、夢の中で「スピネルのブレスレットの真ん中に、ラピスラズリを入れろ」と言われたのです。誰に、どんな脈絡でいわれたかは覚えていませんでしたが、起きるなり「あ、そういわれたんだった」と急いでメモだけ取ったのでした。そうして、さっそく夢にでてきたブレスレットを作ってみました。

すると、明らかに自分が賢くなったような感じがするのです。今までは感情的に爆発してしまうことも多かったのに、不思議と自分を客観的に見て、論理的に分析し解決までの道のりがフワーっと浮かんでくるようになったのです!

問題を本質が直感で理解できて、そのための行動をとらせてくれる、という表現がしっくりくると思います。ラピスラズリは私の人生を変えたパワーストーンのひとつになりました。

カードにおけるラピスラズリの意味

各種カードにおけるラピスラズリの意味を比較していきます。

『CRYSTALS』by Emily Anderson

予知夢
怒りの解放
静寂
優雅さ

出典:Emily Anderson『CRYSTALS』

『daily crystal inspiration』by Heather Askinosie

MAKE A DECISION(決断を下す)

出典:Heather Askinosie『daily crystal inspiration』

『CRYSTALS THE STONE DECK』by Andrew Smart

Ascend your rightful throne.(あなたの正当な玉座に登ってください。)

出典:Andrew Smart『CRYSTALS THE STONE DECK』

『THE CRYSTAL SPIRITS ORACLE』 by Colette Baron-reid

スピリチュアルな真実、啓発、瞑想、統一意識、内なるビジョン

出典: Colette Baron-reid『THE CRYSTAL SPIRITS ORACLE』

『CRYSTAL ANGELS ORACLE CARDS』 by Doreen Virtue

人生を変えるひらめきや体験
あなたにとって大きな、そして喜ばしい変化のときがきました。神があなたの一歩一歩を支えています。

出典:Doreen Virtue 『CRYSTAL ANGELS ORACLE CARDS』

コメント

タイトルとURLをコピーしました