ユナカイトの効果と意味【バランスを整えて自然体に『ビジョンの石』】

ユナカイトは、アメリカのノースカロライナ州・ユナカ山地で産出することにちなんで名付けられました。額にある「第三の目」を開く力がある「ビジョンの石」とされ、真実を見通すために用いられてきた歴史があります。瞑想やリラックス効果を得るために、古くから利用されてきました。

あまり派手な見た目ではありませんが、不思議な魅力のある石です。

今回は、ユナカイトについての効果と意味、体験談をまとめていきます。

ユナカイトの特徴
ユナカイトのエネルギー
1. エネルギーの特性
ユナカイトの陰陽五行的理解
ユナカイトの使い方
ユナカイトの体験談
カードにおけるユナカイトの意味

ユナカイトの特徴

ユナカイトは、エピドート、クローライト、フェルドスパー、クォーツなどの混合石（集合体）で、産出量が多いため、かつては彫刻の素材などとしても利用されてきました。

派手さはない見た目ですが、まさに「石」という印象で、石好きな人からは一定の人気があります。

ユナカイトのエネルギー

ユナカイトは静かで穏やかなエネルギーを持ち、乱れがちな精神や感情、肉体のバランスを正常な状態に調整してくれる効果があり、同時にグラウンディング効果を持ちます。また、情緒と霊性のバランスをとり、視覚化や霊視を促進してくれることから「ビジョンの石」とも呼ばれています。

さらに、余分な力やエネルギーの滞りを除去し、自然体であることを促してくれる石で、人生に安心感をもたらしてくれます。ユナカイトには再生を促す作用があり、エネルギーの滞りの原因について過去からの洞察を解明して統合し、状況を徐々に解消してくれます。

エネルギーの特性

心身のバランスをとる
霊性と情緒のバランスをとる
安心感
自然体を促す
エネルギーの滞りの解消

ユナカイトの陰陽五行的理解

（※（）内の数字は上記エネルギーの特性より参照）

ユナカイトは様々な鉱物の集合体であることから、混ざり合った全体を象徴するエネルギー、陰陽五行では「土」のエネルギーを持っています。

陰陽五行における「土」は、想念エネルギーを象徴する「木」に対して、肉体を象徴し、陰陽の関係にあります。現代社会はパソコンやスマホの発達によって、実際の行動よりも思考の世界での活動が活発で、「木」のエネルギーが上がりやすく、陰性に傾きやすいといわれています。ユナカイトは、肉体を象徴する「土」のエネルギーを持っているため、肉体のエネルギーを高め、心身のバランスを調整する（１）ように働きかけてくれるのです。言い方を変えれば、「木」は陰性＝霊性（想念エネルギーが主体であり実体がない）であり、それに対して「土」の陽性＝情緒（肉体からの影響も受けるため、肉体に近い）と表現することもできます（２）。

また、「土」のエネルギーはみんな一緒という価値観があり、そこには母親のような安心感（３）が含まれています。安心感があれば、人は自然にふるまうことができる（４）はずです。安心できず、常に緊張しているから自分を偽って、別のだれかを作ってしまうのです。ちなみに、緊張している状態も「木」が高まっていると表現します。

現代人の多くは、陰性に偏った生活になっていると書きました。本来は思いついたら（「木」）、行動する（「土」）ということでエネルギーが循環していきます。陰陽五行では「木剋土（もっこくど）」の相生ルートといいます。陰性に偏っていると、思いはあっても行動に移せない状態になるため、ここにエネルギーの滞りができてしまいます。そのため、ユナカイトの「土」のエネルギーを高めて行動に移していくことは、エネルギーの滞りの解消（５）になるのです。