ムーンストーンの効果と意味【永遠の若さと愛の象徴『未来予知の石』】

ムーンストーンは、長石（フェルドスパー）という鉱物グループの一種です。長石グループの石には、ラブラドライト、サンストーン、アマゾナイトなどが含まれ、同じ鉱物グループとは思えないほど多種多様です。

ムーンストーンはオーソクレース（正長石）を主成分とし、アルバイト（曹長石）を含むものをいい、この二種類の長石の層が重なり合って、光の内部反射と干渉が起こることで「シラー（シーン）」と呼ばれる幻想的な光の効果が現れています。そのため、この光こそがムーンストーンの最も重要な特徴であり、月の光を閉じ込めたような美しさになっているといえます。

今回は、ムーンストーンについて効果と意味、体験談をまとめていきます。

ムーンストーンの意味
ムーンストーンの特徴
ムーンストーンのエネルギー
1. エネルギーの特性
ムーンストーンの陰陽五行的理解
ムーンストーンとアロマ
ムーンストーンの使い方
ムーンストーンの体験談
カードにおけるムーンストーンの意味

ムーンストーンの意味

「ムーンストーン」と呼ばれるようになったのは1600年代頃だといわれています。石の内部構造が、石に当たる光を散乱させ、青色閃光（シラー）として知られる現象を作り出します。その美しさが、月の美しさを連想させることから、ムーンストーン（＝月の石）と呼ばれるようになったとされています。

ちなみに「サンストーン」の名前は、鉱物的に名づけられのではなく、ムーンストーンの静かな輝きと対照的なキラキラした輝きを持つことから名付けられたといわれています。

ムーンストーンの特徴

ムーンストーンは、６月の誕生石です。古代インドの人々は、ムーンストーンを「聖なる石」として崇め、お守りとして身に着けていたといわれています。

ムーンストーンはその名前のとおり月と非常に関係の深い石で、神秘的で静かなエネルギーをもっています。太陽が男性性であれば、月は女性性の象徴であり女性の生理的な部分とも関係が深いといわれています。

ムーンストーンという名前でよばれるようになったのは17世紀以降だといわれていますが、石の存在は紀元前１世紀頃から知られており、人々に馴染みの深い石です。月の満ち欠けによって、その大きさが変化するともいわれ、神秘的な石としての伝承が残されています。

ヨーロッパでは旅人の石として、旅に出る人に安全のお守りとして持たせたという記述が残されています。

ムーンストーンのエネルギー

ムーンストーンは、月を象徴し、永遠の若さと永遠の愛の象徴する非常にロマンあふれるクリスタルです。ムーンストーンは月のエネルギーを受け入れる石であり、持ち主の生理的な周期やメンタル面にポジティブな影響を与え、流れやリズムを整えてくれます。

また、ムーンストーンは女性性を高め、女性的な柔軟性や感受性を向上させるのに有用です。過度に男らしい男性や過度に積極的な女性に対して、その過剰性を打ち消すのに効果的です。

ムーンストーンは伝統的にサイキック能力を高め、特に霊視能力を開発するために用いられてきました。古い伝承では、ムーンストーンを口に含むと未来のビジョンが見えるともいわれ「未来予知の石」とも呼ばれています。シンクロニシティに対して心を開かせる効果もあります。

エネルギーの特性

月のエネルギーを受け取る（周期とリズムの回復）
女性性の向上（受容性、感受性など）
将来への見通し（未来予知）
サイキック能力の開発・向上（特に霊視）

ムーンストーンの陰陽五行的理解

ムーンストーンは、非常に神秘的なエネルギーを持つ石で、霊性に関係がある石です。陰陽五行では、スピリチュアルなエネルギーを「水」で象徴します。

タロットカードにおける「18 The Moon」も、霊性に向かっていく”魂の進歩過程”を表しており、陰陽五行の「水」で象徴されるので、同じエネルギーを持っています。

ムーンストーンの陰陽五行的理解

「水」のエネルギーを持ち、魂の進歩（霊性やサイキックの開花）を促す。
「水」として、生命の神秘（女性性）やそれに対する畏怖の念を抱かせる。
穏やかで、神秘的なエネルギーをもつ。

神秘的な魅力のある石です！

ムーンストーンとアロマ

ムーンストーンは、カモミール・ローマンと関係があります。カモミールは太陽に関係する蟹座のハーブですが、ジャーマンは太陽の要素が強いのに対して、ローマンは母性愛を象徴する蟹座の要素が強いといわれています。また、母と子の絆を強める力があり、インナーチャイルドをなぐさめてくれる精油です。理由のないさみしさやイラつきを鎮静化するのにも役立ちます。