ラブラドライトは、月、太陽を象徴するといわれており、根気強い実行力を養い、信念を貫けるよう導く力があるとされています。
特に宇宙の光を閉じ込めたようなカラフルな「虹色」の光を持つものは「霊性を高める石」として大切にされ、霊的な能力を敏感にし、高次の意識レベルへ到達できるようオーラ(肉体まわりのエネルギー)のバランスを整えるといわれています。
今回は、ラブラドライトについて効果と意味、体験談をまとめていきます。
ラブラドライトの意味
ラブラドライトの名前は、カナダのラブラドル半島で発見されたことに由来しています。
ベースカラーが黒っぽく、虹色の光(スペクトル)が強く出ているものは「スペクトロライト」という区別した名前で呼ばれることもあります。
ラブラドライトの特徴
オーロラを閉じ込めたような神秘的な輝きが特徴のラブラドライトは、結晶のある面に並行に金属鉱物の微薄層が並ぶことで、その境界面で光が分解され、虹色の模様が浮かび上がっています。この高額効果のことをラブラドレッセンスと呼び、ラブラドライトの輝きはラブラドレッセンスによるものと表現します。見るタイミングや角度、そのときの自分のあり方によっても表情を変え、二度と同じ光をみることはないのではないかと思うくらい神秘的な魅力をもつ石です。
現在はラブラドライトはラブラドレッセンスをもち、虹色の光を放つものとされていますが、もともとは白色の不透明なものか、黄色の透明な石を指していました。
ラブラドライトのなかでも白色のものは白く輝く様子がムーンストーンに似ているため「レインボームーンストーン」とも呼ばれ、エネルギー的にもムーンストーンに近いものをもっています。
ラブラドライトのエネルギー
ラブラドライトの神秘的な輝きは、宇宙の叡智を秘めたものといわれています。直感力や洞察力、創造性を高めてくれる石です。ラブラドライトは、潜在意識や魂の深いレベルに働きかけてくれる石で、前世の記憶に触れ、今世での魂の目的を思い出させてくれるといわれています。また、人間には見えていない真実を映し出す鏡のようなエネルギーを持ち、見えないエネルギーからの影響に流されないようにサポートしてくれます。
ラブラドライトは、持ち主の問題を顕在化させることで、魂が本当に求める方向へと導いてくれる石でもあります。肉体とエーテル体を協調させることで、霊的な目的へアクセスすることを助けてくれるのです。『意識変革の石』ともいわれ、高次の世界への上昇プロセスために準備を促してくれるので、変化の際に持っておくと有用です。
ラブラドライトは品質によって魅力が異なりますが、多くの光の色を持ち、光がはっきりしているものがエネルギー的によいとされています。
エネルギーの特性
- 魂の進歩を促進する
- 前世の記憶にアクセスする(肉体とエーテル体の協調促進)
- 直感力、洞察力の向上
- 創造性の向上(創造力の活性化)
- 潜在的な問題の顕在化(魂の目的の理解促進)
- ネガティブエネルギーからの防御
ラブラドライトの陰陽五行的理解
(※()内の数字は上記エネルギーの特性より参照)
ラブラドライトは「霊性を高める石」と言われるように、陰陽五行では”霊性”を象徴する「水」のエネルギーを持っています。色で「水」を象徴するのは「黒」色ですが、「黒」とは本来、暗がりに何かが潜んでいることを表し、ラブラドライトの宇宙を感じる色は、その色のなかに底知れぬパワーを感じることからまさに「水」であることがわかります。
陰陽五行の「水」とは、人間がこの世で行き着く最も魂的に成長した先にあるものと言われています。仏教で表すなら、菩薩(ぼさつ)の領域です。この領域に達する人は、人間の本質が魂であることなど、霊的なものへの理解が十分で、物質的なものに惑わされることがないといわれています。ラブラドライトは、この領域を目指すための道しるべとして霊的なものを教え、魂の進歩を促進してくれるのです(1)。自分がこの世で至る場所がわかれば、潜在的な問題が見えてきて、いま生きている目的に対する理解も深まっていきます(5)。
人間の存在の本質が魂であることに対して理解が進むと、前世の存在を否定できないことに気が付きます。今ここに魂があるなら、その前はどこにあったかということになるからです。そのため、霊性が開花してくると前世の記憶にアクセスする(2)ことも可能になったりします。前世の記憶とは、魂が持っていても、肉体としての脳の記憶に反映されないので認識されません。しかし、肉体とエーテル体が協調することで、魂(エーテル体)の記憶が脳(肉体)の記憶として認識されてくるのです。
さらに、この過程が進むと魂の声、すなわち自分の直感に耳を傾けることができるようになります。これが直感や洞察力を高めることにつながります(3)。直感や洞察力は、意識がなせる業なので、五行で表すと「木」です。そのため、「水」による「水生木(すいせいもく)」の相生ルートの促進と表現することができます。
「水生木」で高まった「木」は、現実世界を変化させるための意志の力(エネルギー)の象徴なので、「木」が高まることは創造力が向上する(4)ということです。
また、「水」に至るという正しい道が見えていれば、ネガティブなエネルギーは寄せ付けません(6)。未来を確信している人や魂の目的のために努力している人に、ネガティブなものが湧くはずがないのです。
- 「水」のエネルギーを持ち、「水生木」の相生ルートを促進する。
- 「水」として、”魂の目的”を理解させてくれる。
- 見た目も不思議で、霊的な効果が強い。
ラブラドライトの使い方
高次の心臓のチャクラの上に身につけるか、手に持つ、あるいは適切な場所に身につけてください。
ラブラドライトに惹かれる時
ラブラドライトに惹かれる時は、魂レベルでステップアップしているときに多いようです。
そのため、転職や引っ越しなどの新しい環境に移るとき、新しいことを始めたいと思っているときなど、人生の変化のタイミングと重なることがほとんどです。
ラブラドライトを持つことで、魂や宇宙の意思とつながることが求められているのかもしれません。
ラブラドライトが強すぎる場合
ラブラドライトは比較的優しいエネルギーを持っているため、強すぎると感じることは少ないかと思います。ただし、霊性を高めたり、魂の成長を促したり、ある程度の基盤を築いていないと効果を得られない石です。魂の道は、現実世界で生きる覚悟をした後、物質に対する執着を捨てて、霊性の開花に向かっていくものです。この過程を飛び級することはあり得ないので、先取してもしんどくなってしまったり、本質が理解できないというのが普通です。
もしラブラドライトが強すぎる、合わないと感じた場合には、グラウディング系の石を持ってみるか、または物質世界への執着を手放すカイヤナイトやラピスラズリが有効かもしれません。
ラブラドライトの体験談
『霊性開花に向かわせたラブラドライト~効果がすごい!』
ラブラドライトを持ちたくなったのは、本当に偶然の出会いからでした。きれいなキャッツアイ(研磨された石に猫の目のような模様が浮き出ること)が入ったラブラドライトのブレスレットが、1000円で投げ売られていたので、これは買わないと!と思ったのです。石のクオリティはそれほどよくありませんでしたが。
しかし、それでも惹かれて買ったパワーストーンです。すぐさま効果を発揮してくれました。
霊性の勉強がすごい勢いで進むようになったのです。ふわふわした考えが形になっていく感覚がわかるというか、明らかに賢くなったような印象すらありました。
霊的な効果を発揮してくれる石は、どうやら偶然の出会いが多いようです。
カードにおけるラブラドライトの意味
各種カードにおけるラブラドライトの意味を比較していきます。
『CRYSTALS』by Emily Anderson
シャーマンの旅
出典:Emily Anderson『CRYSTALS』
勇気
魔法のパワー
高次の気づき
『daily crystal inspiration』by Heather Askinosie
SEE THE MAGIC(魔法を確認してください。必ず乗り越えられます。)
出典:Heather Askinosie『daily crystal inspiration』
『CRYSTALS THE STONE DECK』by Andrew Smart
Protect your magic.(あなたの魔法を保護してください。)
出典:Andrew Smart『CRYSTALS THE STONE DECK』
『THE CRYSTAL SPIRITS ORACLE』 by Colette Baron-reid
内なる魔法への目覚め、謎とシンクロニシティ、予期しないソースからの助け
出典: Colette Baron-reid『THE CRYSTAL SPIRITS ORACLE』
『CRYSTAL ANGELS ORACLE CARDS』 by Doreen Virtue
記載なし
出典:Doreen Virtue 『CRYSTAL ANGELS ORACLE CARDS』
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